公益財団法人JKA 競輪補助事業完了のお知らせ

「心に寄り添うケア」の実現へ——特殊浴槽の導入について

このたび当法人では、公益財団法人JKA様の公益事業振興補助事業のご支援を受け、福祉施設向けの特殊浴槽を導入し、下記の通り事業を完了いたしました。
公益財団法人JKA様をはじめ、ご協力を頂きました関係者の皆様に謹んで感謝申し上げます。

          記
事業名  :2025年度 福祉機器の整備 補助事業
導入機器 :特殊浴槽一式
補助金額 :7,202,000円
設置場所 :秋田県横手市十文字町梨木字羽場下10番地115
      ショートステイ 月に咲く花~耀け十文字~
完了年月日:令和7年8月22日

社会福祉法人 アヴェク・トワ 理事長 佐藤 真由香

この特殊浴槽は、立位や座位の保持が困難な方でも、安全かつ快適に入浴していただけるよう設計されています。リフト機能付きの座面や、温度調整の自動化などにより、利用者様は身体的負担なく入浴でき、介助する職員の負担も大きく軽減されます。

この浴槽は、高齢の方や障がいをお持ちの方が、安心して入浴できるよう特別に設計された福祉用機器です。湯船の縁に座ることが難しい方でも、電動リフトにより横になったままや、座ったまま安全に浴槽へ移動することができ、入浴中の転倒や身体への負担が大幅に軽減されます。温水循環装置や自動洗浄機能も備えており、常に衛生的な環境を保てることも大きな特長です。

具体的には、スライド式リフトや自動昇降機能により、安全な移乗ができるほか、浴槽内での姿勢保持がしやすく、体温の低下を防ぐ保温設計も採用されています。職員は機械の操作に集中できるため、ご利用者とのコミュニケーションにより多くの時間を割けるようになりました。

「入浴」は、体の清潔を保つだけでなく、心を癒し、季節の移ろいを感じる大切な時間です。
また、痛みの緩和や血行改善、精神のリラックス、生活リズムの維持、自尊心の回復など、多方面に良い影響を及ぼすケアとして期待できます。

私たちは、誰もが等しく快適な日常を送れる環境を目指しています。
この設備により、ご利用者の「心」にも寄り添った、安心と安らぎのある時間を提供してまいります。