作業療法士による集団リハビリの様子(大和更生園)

今回は、大和更生園で行われた、作業療法士による集団リハビリの様子をご紹介します。

利用者様はやる気満々で、先生のお話に集中し、音楽に合わせて身体を動かしたり、「ふるさと」の歌を歌いながらゲームをしたり、笑顔で楽しみながら参加してくださいました。

「楽しがったなぁ~!」「ジャンケン勝ったどぉ!」など、職員に嬉しそうに話しかける利用者様や、「また来てけれなぁ~!」と手を振り喜ぶ姿がたくさん見られました。

今後も定期的に開催し、利用者様が楽しく取り組めるリハビリを提供してまいります。

作業療法士とは?

作業を通して身体と心のリハビリテーションを行う専門家です。
また、リハビリ職のなかでも作業療法士のみが精神障がいも対象としているので、「こころ」と「からだ」両方にアプローチできるのが特徴です。

生活介護事業所 ブリエ十文字では、「作業=日常生活活動」を通じて生活全般のリハビリを行い、「からだ」だけではなく「こころ」のサポートを行っています!

作業療法とは?

作業療法は、時として1対1の関わりだけではなく、「作業」や「物」を使い、他者と共通した「目的」を持つことで、他者との関わりを深めたり、自己肯定感や満足感を得たり、という主体的な体験を提供することがあります。

その中でも「集団」という手段を使ってリハビリテーションを行うことは、受動的な関わりだけではなく、自ら発語や運動などの行動をする、同じ目的を持つ人と協力して行うことで、主体性を引き出すのに有効的となります。

集団リハビリを通して季節感を感じたり、普段行わない動きや運動で身体の活性化を促したり、周囲への関心が向けられて仲間意識や相互作用を生むことで、達成感や活動に対するモチベーションの向上が期待されます。

また、活動の内容や言葉かけから発話を引き出し、認知機能への働きかけを行います。
周囲と同じ活動をすることで利用者同士の会話のタネとなり、職員に称賛されて自信や自己肯定感を高めることにもつながります。